廃棄物をリサイクル~再利用方法のいろいろ~

工事中に発生する廃棄物は、さまざまなかたちで再利用がすすめられています。解体や補修で出る廃棄物にはおもに4つの種類があります。

①掘削土(建設発生土)
掘削して発生した土は、廃棄物処理法によれば廃棄物には該当せず、再生資源利用促進法の副産物として扱われます。土砂には、砂、砂利、砕石、粘土などがあり、最も排出量が多い部類に入ります。これらは道路の盛土、宅地造成、海面の埋め立てなどに再利用されます。

②解体コンクリート
鉄筋コンクリート建造物を解体すると、大量のコンクリートが排出されます。これをリサイクルするには、中に入っている鉄筋や仕上げ材などを取り除き、粒上にする必要があります。粒の度合いは粗骨材といい、細かいものは細骨材といい、それぞれの用途で再利用されます。

③アスファルトコンクリート
道路の舗装を補修するときには、アスファルトコンクリートの塊が出ます。これを適当な大きさの粒状にまで砕き、路盤材やアスファルトコンクリート用の骨材として再利用されます。

④伐採樹木・廃木材
木造の構造物や鉄筋コンクリート工事の際につかわれる木製の型枠や、支保工などからは、たくさんの木材は出てきます。同じ用途で再利用されるものもありますが、それ以外はチップや固形燃料などに加工されて再利用されます。

 

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